1950年代に立ち上がった伝統ある劇団で、2019年現在も舞台俳優として活躍するほか、声優としても数々の作品に出演している山野史人さん。
山野史人さんの子供はどのような方なのでしょうか?
調べていこうと思います。
1990年代には悲しい別れがあったそうです。
目次
山野史人(俳優・声優)に子供はいるの?
山野史人(やまの ふびと)さんは1961年生まれの俳優です。
1970年に同じ劇団に所属する先輩女優の初井言榮さんと結婚しています。
おふたりの名前と「子供」、「息子」、「娘」といった言葉で調べてみたのですが、どうやら、山野史人さんと初井言榮さんとの間に子供はいないようです。
もしも生まれていたとしたら、俳優と女優の子供ですし、才能あふれる役者になっていたかもしれませんね。
山野史人は妻・初井言榮とは死別したの?
1970年に初井言榮さんと結婚した山野史人さん。
果たして、夫婦仲はいいのでしょうか?
実は相手の初井言榮さんは再婚だったそうです。
初めての結婚で心身のバランスを崩してしまい、一時期女優業を休業していたそうです。
女優に復帰してから、同じ劇団の山野史人さんと結婚。
一度離婚するともう結婚したくないと懲りてしまう女性は多いものですが、山野史人さんの何かに惹かれて、再び結婚をする決心がついたのでしょうね。
子宝には恵まれなかったようですが、20年近く連れ添ってきたようです。
ふたりの間を引き裂いたのは、初井言榮さんの病でした。
1987年頃に胃がんを患い、3年の闘病生活の末に、残念ながら1990年の9月に61歳でこの世を去ってしまいました。
山野史人さんは長年連れ添った奥さんと死別してしまったのです。
山野史人の妻・初井言榮はどういう人だったの?
惜しまれつつこの世を去った、山野史人さんの妻である初井言榮さん。
どのような女性だったのかが気になりますね。
初井言榮さんは1929年、神奈川県生まれ。
本名は「山野典子」さんというそうです。
割と裕福な家庭に生まれたのですが、お父さんが亡くなってからは、お姉さんたちと離れてお母さんとふたりで暮らしたり、親類を頼って暮らしたり、再婚した義父と3人で暮らすなど、家族のかたちがバラバラに。
ついには義父から女性として見られることに嫌悪感を抱き、結婚して家を出てしまったそうです。
その結婚も、10年続いたものの離婚してしまいます。
家族に恵まれたとは決していえない初井言榮さんの人生。
このまま、山野史人さんの出会いがなかったら、家族というものに失望しかなかったかもしれませんね。
女優としての初井言榮は「イジメ役」がハマり役だった?
1954年の劇団青年座の立ち上げにも携わった初井言榮さん。
西田敏行さんらを相手に中年女性を演じることが多かったそうです。
特に実際の年齢よりはるか上の年配の女性を演じるのが上手で、テレビドラマでは市毛良枝さんの姑役で注目を浴び、「姑女優」としての地位を確立しました。
さらに、杉浦幸さん主演の「ヤヌスの鏡」での祖母役では、冷徹で厳しい祖母役を演じ、初井言榮さんには「イジメ」役のイメージが色濃くついてしまいました。
しかし、これはあくまでも役柄の話で、実際の初井言榮さんは非常に優しい方で、優しすぎるがゆえに折檻のシーンも本気でできなかったといわれています。
実際の性格とは真逆の役を迫真の演技で演じ切ってしまう。
初井言榮さんって、すごい女優さんなんですね。
山野史人は芸歴50年を超えるベテランって本当?
ここで、あらためて山野史人さんがどのような方なのかをお伝えしていこうと思います。
山野史人さんは1941年、大阪府生まれ。
本名は「山野 進」さんといいます。
「日藝」の愛称で知られる、日本大学芸術学部の演劇学科を卒業後、1967年に劇団青年座に入団し、その年の11月公演でデビューしたそうです。
2019年現在、50年を超えるベテラン俳優なのですね。
所属劇団の公演に出ながらも、大河ドラマや2時間サスペンスなどのテレビドラマにも出演し、キャリアを積み上げていきました。
1980年代中盤からはテレビアニメなどでの声の仕事も依頼され、声優としても活動しています。
1990年代後半からは、年齢相応の役柄も増え、若い時より精力的に芝居に取り組んでいるようです。
特に近年では、所属劇団である青年座の公演をはじめ、客演で他の劇団の公演にも参加していて、年に3、4公演務めているそうです。
年長者ながら、稽古中は周りの雰囲気を和ますムードメーカーとして、共演者たちにも慕われているといわれています。
山野史人はドラマ「八重の桜」に出演していた!
1970年代から何度も大河ドラマに出演している山野史人さん。
2019年現在で最も新しい大河ドラマの主演作品は、綾瀬はるかさん主演の「八重の桜」です。
山野史人さんは会津藩の家老「簗瀬 三左衛門」を演じました。
保守的な考えの持ち主で、西島秀俊さん演じる山本覚馬が提唱する、軍備の様式化に反対した人物だそうです。
山野史人の出演アニメについて
1984年の「重戦機エルガイム」を皮切りに、アニメの声優としても活躍している山野史人さん。
いくつか出演作品を見ていきましょう。
1997年には「名探偵コナン」に出演しています。
1998年には「MASTERキートン」、
2004年には「MONSTER」と、
ふたつも浦沢直樹さん原作の作品に出演しています。
他にも、ドラえもんやクレヨンしんちゃんの劇場版にも出ていて、物語の要所をいぶし銀の演技で締めているようです。