今回は俳優の加藤健一(かとう けんいち)についてみていきましょう。
加藤健一の子供は息子がいる?
元々サラリーマンをしていた加藤健一さんは、劇団俳優小劇場の養成所に入所し、演技を学びました。
しばらくしてからは劇団新芸を結成し、並行して 劇団つかこうへい事務所の作品に出演します。
1980年に一人芝居『審判』を上演するため加藤健一事務所を設立し、 年間3、4本のペースで東京都世田谷区の本多劇場を中心に公演を行い、主役を演じ続けています。
また、加藤健一事務所俳優教室を開設し、若手俳優の育成にも力を入れている加藤健一さん。
気になるそのプライベートは、 かなり前に結婚していますが、 お相手の女性は定かではありません。
奥さんとの間には 1980年1月14日に息子さんが産まれているので、かなり前に結婚しているようですね。
加藤義宗の息子は俳優の加藤義宗
加藤健一さんの息子ですが、 同じく俳優として活躍している加藤義宗(かとう よしむね)さんです。
2008年より本格的に俳優を目指し活動を開始し、舞台を中心に活躍しています。
加藤:私自身は稽古場と舞台の往復で、毎日楽しく遊んで過ごしてるようなもの。
竜宮城にいるみたいな生活なのであまり実感がなく、 35歳になった息子を見て玉手箱を開けたみたいな気持ちです(笑)。
本当にあっという間の35年でした。
現在38歳になる加藤義宗さんは、加藤健一事務所の公演にもたくさん出演しており、加藤健一さんと同じく味のある俳優さんです。
加藤健一事務所「モリー先生との火曜日」鳴門例会(2013年9月14日)で“ミッチ”役をされる 加藤義宗さんを開演前の楽屋に訪ね、鳴門市民劇場がインタビューしました。
鳴門:もうどれくらい上演されているんですか?
義宗:今回が初再演で、今日のステージで 87回目です。
鳴門:本当に今日で終わってしまうんですか?
義宗:本当に今日で終わりです。
鳴門:そうなんですね。87回のステージお疲れ様でした。
義宗:いや、いや、まだ終わってないですけどね(笑)。
加藤健一事務所での出演があるからこそ、自身の演技を見てもらえる機会があるわけですね。
加藤健一の家族構成まとめ
加藤健一さんは 奥さんと息子さん、娘さんの4人家族のようです。
今は お子さん2人とも独立しているので、夫婦水入らずで暮らしているようですね。
息子さんとは芝居を通じてコミュニケーションをとっているのですね。
加藤健一と高畑淳子との関係
加藤健一さんと昔から親交のある 女優・高畑淳子さん。
テレビドラマやバラエティの活躍が目立つ高畑淳子さんですが、もともとは 舞台活動をメインにしていました。
青年座から演劇のキャリアを始められたこともあり、舞台作品でも、加藤健一事務所やtptの舞台で活躍が目立ちます。
中でも転機となったのが、1985年に初演された 加藤健一事務所『セイムタイム・ネクストイヤー』への出演です。
お互い家庭を持っている男女が、毎年同じ日に同じモーテルで逢うというシチュエーションが2幕6場で描かれたアメリカの舞台作品です。
加藤健一さんと演じたこの 二人芝居は大評判となり、それまで” 上手いけど真面目すぎて面白みがない”と言われることも多かった高畑さんは コメディエンヌとしても高く評価されるようになっていきます。
高畑淳子さん本人も 29歳のときが転機だったと語っており、自分にしかできないことをやりたいと芝居を始めたものの、やりなさいと指示されていると気づいたそうです。
1人の自己解放できない女性が1人の男性と出会ったことで解放されていくというお話。
このとき加藤さんから「 あっちゃんの芝居はどこも悪くないんだけど、どこも面白くない。
あっちゃんが面白がることをやればいい。
稽古場は遊び場。
お客さんはそれを観にくるんだ」と言われました。
そして 「私でいいんだ」と思えるようになったんです。
あの芝居で加藤さんが私を拾ってくれなかったら、 私はもう四国に帰っていたでしょうね。
そのとき1度結婚に失敗していたんですが、母は「今ならまだ売れる」とお見合いの口を集めて待っていたから(笑)。
高畑淳子さんの役者人生で、 加藤健一さんは無くてはならない方ということですね。
加藤健一の現在について
1980年に設立された 加藤健一事務所は、 2018年で38周年を迎え、ますます若手俳優の育成に力をそそいでいます。
映画やテレビドラマなどの映像作品については、舞台の稽古のためにスケジュールが合わないなどの理由から最近は少なくなっているが、 ドラマ『想い出づくり』、映画『椿姫』などへの出演経験がある。
テレビ番組『おしゃべり人物伝』(NHK)にもゲスト出演している。
2016年、 『母と暮せば』で 第70回毎日映画コンクール・男優助演賞を受賞など、加藤健一さん自身も役者として輝かしい成績を収めています。
それでも 35周年記念公演の題材を探すため、シェークスピア作品を読み直したとき、ロマンス劇「ペリクリーズ」に書かれたせりふは「しゃべれる、と思った。
このとき、 1男1女の父親でもあり、「親子と夫婦の物語が“太いライン”で描かれている『ペリクリーズ』は分かりやすかった。
家族との別離や再会の気持ちが分かるような年齢になっていました。
今後の活躍も楽しみですね!